コラム|vol.5「ウッドプリント」

2022/09/16

ティープラスターでは2019年より「ウッドプリント」の製作を行なっています。



ウッドプリントとは”ウッド”に”プリント”したもののことを言います。(まさにその名の通り!)
杉の足場板を素材として表面に直接プリントをしていきます。



まずこの「足場板」とは、
工事現場などで職人さんが乗って作業する足場として使われていたものです。



人が乗って作業する足場板、つまりは人の命を守るもの。
安全を満たすことが難しくなってしまったものは足場板としての現役引退となります。その後別の用途で使われることもあれば、廃棄されてしまうことも多かったそうです。

現在は建築の材料として見かけることも多くなりました。
廃棄することからシフトチェンジし、手間をかけ、時間をかけ、建築材料として流通されているという背景はわたしたちの理念である「すでにあるものを無駄にしない」という想いとどこか近いものを感じます。

それから足場板の醸し出す雰囲気が好きで、ティープラスターではかねてより空間を構成する素材として取り入れてきました。




足場板はもともと約4メートルの長さがあり、そこから必要な長さを切り出していきます。
4メートル分をピッタリ使い切ることができるとベストではありますが、ちょうどよく使い切ることも難しく、家具や内装をつくるにはちょっと長さが足りない、薪にするには大きい、といういわゆる端材が生まれてしまいます。
この端材と呼ばれてしまう材料を端材で終わらせず、どうにか有効に活かす方法はないものかと考えてきました。

そしてたどり着いたのが「ウッドプリント」



足場板に写真をプリントし、インテリアアイテムとして手に取っていただきやすい仕様にしたものです。

工事現場でハードに活躍してきた板の表面には傷やへこみ、溶接の跡なども見られます。
きれいにプリントができるよう、状態に合わせて一枚ずつ下地をつくっていきます。

アクリル板やガラスといった完全にフラットなものではなく、若干の高低差があるのが足場板ならでは。うっすらと木目も残ります。


杉足場板の厚みは35ミリ(=3センチ5ミリ)
この厚みのよいところは安定して自立すること。置くだけで立つので設置がものすごく簡単です。



一般的な写真立てにはガラスや金物が使われることが多くありますが、このウッドプリントは足場板のみ。
倒したり落としたりしても壊れることはほぼなく、お子様やペットのいるご家庭にもお喜びいただいてます。
(開始してから約4年、真っ二つに割れてしまったという報告は今のところありません!)

杉材は他の木材と比べてやわらかい木なので、DIY初心者の方にも扱いやすいと思います。
ご自身で金具を取り付けてカスタムしてみよう、なんてお話もお伺いします。




現在ほど写真を撮るという行為が容易ではなかったころ、フィルムカメラで撮った写真は現像し、すぐ手にとれるものだったように思います。
今はスマートフォンやSNSの中でデータとしてあるものがほとんどではないでしょうか。

私は自宅に旅先で撮影した写真のウッドプリントを飾っています。
スマートフォンの中のデータとして残っておりいつでも見れる状態ではありますが、プリントして手に取れる状態となったものはそこよりももっと自分に近いところにあるように思います。ふと目をやる、そんな癖もできました。


何枚も何枚もというわけにはいきませんが
いわば自分選手権の中で優勝した一枚、目に見える形で出力した写真は愛すべき一枚となります。

プリントをするためにずいぶん久しぶりに家族写真を撮ったというお客様も!
きっかけの一つになれたこと、とてもうれしく思います。

あなたもお気に入りの一枚をプリントして空間の中に取り入れてみませんか。




★ウッドプリントの製作はレインボー倉庫(池尻大橋)内にあります「レインボーストア」にて行っています。
★現在来店は予約制とさせていただいており、コンタクトフォームまたはお電話よりお気軽にお問い合わせください。

またオンラインストアからもご注文を承ります。
オンラインストアに掲載がないもの、またこんなことできる?や、オーダーサイズも対応いたします。 どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

−オンラインストアはこちら
−お問い合わせはこちら


今回もお読みいただきありがとうございました!

Text:Isogai(T-PLASTER)


[コラム -Feeling–]
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vol.2「レジンテーブル」
vol.3「左官の考え方」
vol.4「家具のこと」
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