コラム|vol.4「家具のこと」

2022/08/08

わたしたちは家具を"長い間使い続けてほしい"と思っています。

さらに言えば
"使い、直し、譲り、また使い続けていってほしい"と思っています。

この"使い続けていく"ということ、「テーブル」を例にお話したいと思います。


二人で食卓を囲むためにつくったテーブル。
家族が増え、皆で囲むには窮屈になってきたとします。

そんな時にはどのような選択肢があるでしょうか。

残念ながら不用品として費用を払って処分をする、そう考える方も少なくないと思います。


選択肢のひとつとして、こんな考え方はどうでしょう。

天板をきれいに磨いて、新たに引き出しをつくりつけ、勉強机に。


勉強机を使わなくなったら、置き場所を変えて書斎に。
それから脚の長さを短くしてローテーブルに。

天板の大きさを小さくして、寝室のサイドテーブルとしてもいいですね。


処分をするための費用をかけるよりも、このテーブルをより長く使うためのお金をかける。
そんな考え方もあると思います。



家具の本番は使うとき。
製作して納品して終わりではなくご自身の空間に迎え入れたタイミング、そこがまさにはじまりの時だと思います。

使っていく中で汚れたり傷がついたりといったこともあるでしょう。


長い間使い続けていくためには
「メンテナンスができること」
「形を変えることが可能なこと」
この2つが必要だと考えます。


これを叶えるためには、本物の素材を使うこと。
プリントされたシートを一度剥がしてまた使うということは難しいですが、
無垢材は表面を磨き直すことや塗装をし直すことといったことが可能です。





カットして形を変えることもできます。


錆びた鉄は磨き直し、
左官は塗り重ねたり、部分的に直したりすることもできます。


修理やメンテナンスが必要になった時に手を加えることができるもの。
傷や汚れは決してマイナスではなく味わいの一つとなるもの。
古ぼけないもの。
何よりも愛し続けていけるもの。

時とともに価値が高まるものづくり。
これがわたしたちの目指す形です。



わたしたちの大事にしている、手仕事。


既にあるものを無駄にしない。

手を入れ、形を変え、価値のわかる人に受け継いでいってもらう。

ただ古くなるのではなく、時間と共に味が出ていくような使われ方をしてもらいたい。

ティープラスターのものづくりは、
活かす、作る、直す、使う、直す、譲る、使う…というこのサイクルを大事にしています。

そこで過ごす時に、あたたかさを感じることのできる場所づくり。

そんな空間づくりを目指しています。

(ティープラスター創業時理念より)



今回もお読みいただきありがとうございました!

Text:Isogai(T-PLASTER)


[コラム -Feeling–]
vol.1「木材」
vol.2「レジンテーブル」
vol.3「左官の考え方」
vol.4「家具のこと」

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