コラム|vol.12「オールドレンズ」

2023/04/28

「オールドレンズ」をご存じでしょうか。

オールドレンズとは、フィルムカメラ時代に使われていたレンズのことを言います。
カメラに合わせたマウントアダプターを使って今のデジタルカメラに取り付けることで、フィルムカメラに使われていたレンズを通してデジタルカメラで撮影することができるようになります。


私がオールドレンズを知るきっかけとなったのは、数年前「レインボー倉庫」にいらっしゃったカメラショップさん。
実際に試し撮りをさせていただき、撮影された写真を見て、その雰囲気に魅了されました。






↑当時撮影したものです


ここ最近はあまり手に取ることがありませんでしたが、そういえばと思い出し、久しぶりにオールドレンズの世界を覗いてみることにしました。








手軽に撮影できるスマートフォンに比べ、きちんと設定しないとうまく撮れないオールドレンズ。
小さいカメラの画面では撮れたように見えても、パソコンに取り込んで見てみるとブレている、ピントが合っていない、なんてこともしょっちゅうあります。





常に身近なところにあり、カメラの起動も簡単なスマートフォン。写真を撮ってすぐに共有することもでき非常に便利です。普段写真を撮るのは圧倒的にスマートフォンという方がとても多いことでしょう(実際に私もそうです)

それに比べるとカメラで写真を撮るという行為は手間がかかります。さらにオールドレンズともなると都度設定を行う必要がありますし、機器をわざわざ持ち歩かなければなりません。


それでもカメラで、さらに言えばオールドレンズで写真撮るのはなぜだろう。
そう考えた時に思うのは「好きだから」ということです。

 『ピントを合わせる時間が好き』
 『シャッターを切る瞬間が好き』
 『何よりオールドレンズで撮った写真が好き』

これってどこかティープラスターの思いにも近いように感じています。



人やモノ、音、香り、場所、年代、それから空気感など、何をどう好きだと思うかは人それぞれで、その具合もとても好き、少し好き、なんとなく好き、などさまざまあると思います。

最近では「推し」という言葉もよく耳にするようになりました。

何かを好きと思う気持ちはその人にとって大きなパワーを与えてくれるものだと思うのです。
日々の暮らしにおいて、小さいものから大きなものまで、たくさんの『好き』を見つけていけたら、とても豊かな日々を過ごせる気がします。

ティープラスターのつくる空間や家具、素材や空気感などの中に、あなたの『好き』があったら嬉しいです。




オールドレンズで撮影した写真はインスタグラムのストーリーズでご紹介していけたらと思いますので、ぜひチェックしていただけたら幸いです。

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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。また次回のFeelingでお会いしましょう!

Text&Photo:Isogai(T-PLASTER)


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