コラム|vol.3「左官の考え方」

2022/07/15

塗ったのはこの季節で、素材に水分量、鏝の動かし方はこう。
左官職人は塗り壁を見て、当時の職人と会話ができるといいます。






左官は"鏝(こて)"という道具を用いて材料を塗り広げていきます。

手仕事を最も感じるであろう手法。
同じ職人さんで、同じ場所で、同じ素材を使ったとしてもまったく同じ表情を再現することのできない、唯一無二の仕上げ方です。






左官材料は石灰・珪藻土・漆喰など天然素材を元につくられ、廃棄した時に地球へ与えるダメージも石油由来の製品に比べて少ないと考えます。


漆喰の壁と、枠の中はホタテの貝殻を粉末にして顔料を混ぜたもの





ティープラスターのことを左官が得意な工務店とご紹介いただくことがあります。

と言いますのも弊社代表水口はもともと左官職人であり、ティープラスターは左官工事を中心に請け負う会社でした。



なぜ左官職人になったのですか、という質問をしたことがありました。
職人さんにも色々なジャンルがある中で、そこからどうして左官を選んだのかということが気になったのです。

その答えは
「建築内装で一番空気感をつくれる仕事だからだよ」
というものでした。


空間の仕上げが醸し出す空気感は全く違うものです。
光の反射や感じ方、与える印象も異なってきます。

自分たちが良いと思う素材と手法で空間全体をつくりたいという気持ち。
それからあらゆる左官工事を施工する中でいただいた
「壁に合う床をお願いしたい」
「天井と壁に合う家具をお願いしたい」
「空間全体をプロデュースしてほしい」
というお声もあり、今のような業務内容になっていきました。



一長一短。
世の中にはたくさんの選択肢があり、内装の仕上げにもいくつもの選択肢があり、それぞれに良いところと悪いところがあります。
わたしたちはその中で左官に魅力を感じ、空間づくりに取り入れています。




ちなみにここまでお読みいただくともうお気づきかもしれません。
ティープラスターの"プラスター"
これにはいくつかの意味が込められていますが、そのうちの一つは"左官"という意味なんです。



社名の由来はいつか改めてお話できたらと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。
また"Feeling"でお会いしましょう!



懐かしの一枚を発見しまして、ここまで読んでいただいたあなただけにコッソリお見せしちゃいますね。 (2011年春)

Text:Isogai(T-PLASTER)



[コラム -Feeling–]
vol.1「木材」
vol.2「レジンテーブル」
vol.3「左官の考え方」

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