オーディーズオイルはアメリカ生まれの「仕上げ剤」です。
フロリダにあるOdie’s Oil社によってつくられています。
"車からログハウスまで"
その対象は木材に留まらず、木材、皮革、プラスチック、金属、コンクリートとあらゆる素材に使用することができます。
食にも安全で、有害な化学物質や乾燥剤は含まれていません。使用することで木材の耐久性が上がり、より美しく経年変化します。
木材の下地調整から、仕上げ、日常のメンテナンスまで多目的に使用することができます。
地面に立つ木は根から葉へ水や養分を運びます。
このときの通り道となる管はストローのような構造をしています。
根から離れて乾燥した木は徐々に水分が抜けていき乾いたスポンジのような状態に。
周辺の環境や自身の水分量の変化によって水分を吸収したり、失ったりします。これが反りや割れの原因となります。
オーディーズオイルは木材の繊維に浸透して状態を整えます。木材と結合し、その木材の一部となっていくのです。
長持ちさせ、自然で美しい仕上がりを表現する
"塗るほどに木材に良い仕上げ剤"と考えています。
ティープラスターでは一枚板や無垢材の家具、レジンテーブルの仕上げにオーディーズオイル製品を使用しています。
普段みなさまにご覧いただくのは完成したものがほとんど、塗布前後のビフォーアフターや作業過程はなかなかご紹介することができずにいます。
そこでオーディーズオイル製品で仕上げることでどう変化するのか、スタッフが小さめの一枚板へ塗布してみた様子をご紹介いたします。
木材は「ケヤキ」、製品は「スーパーペン」を使用します。
<下準備>
・ケヤキ
塗布する面を研磨しホコリを取り除いておきます
・スーパーペン
ビンの底からしっかりと攪拌しておきます
準備が整ったらいよいよ塗布。布やスポンジを使ってスーパーペンを塗っていきます。
今回はスポンジを使用します。
おっ!
点線の下が塗布した部分、点線の上はこれから塗布する箇所です。
ケヤキの表情が豊かになったようで、1回の塗布でこれほどまでに変わるのかと驚きでした。
この後は全体へスーパーペンを塗り進め、時間をおいて浸透させていきます。吸い込みがなくなるまでこれを繰り返し、塗布面に油分がなくなるまで乾いた布で拭き取っていきます。表面をささっと拭き取るだけでなく、木材にオイルを押し込むようなイメージです。
塗布後はオーディーズオイルを定着させるため時間をおいていきます。塗布から使用開始までの時間をなるべく長くとることがオーディーズオイル製品の持つ効果を高めるポイントです。
さて、それでは見比べていただきましょう。
ビフォー:
↓
アフター:
ビフォーでは見えなかった木目が塗布したことで見えてきました。全体的によい雰囲気に変化したと思います。
今回は木材に仕上げましたが、レジンや左官の仕上げにも塗布することができます。
しっかり塗布したオーディーズオイルは水を弾くという効果もあります。恐るべしオーディーズオイル。
仕上げ方の一つとして、わたしたちはオーディーズオイルという選択肢をおすすめいたします!
オーディーズオイル製品のご注文は
■Amazon.jp
・スーパーペン URL
・オーディーズオイル URL
・ウッドバター URL
・ワックス URL
■ティープラスター オンラインストア URL(全種類)
■コンタクトフォームよりお問い合わせ(全種類)
のいずれかより承っております
※弊社では上記以外のサイト(楽天やYahooなど)では販売を行なっておりません。
※残念ながら中には定価の何倍もの価格で販売しているサイトもございます。購入前には販売元が「有限会社ティープラスター」であることをご確認くださいますようお願いいたします。
気づけばすっかりお久しぶりとなってしまいました。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。また次回のFeelingでお会いしましょう(なるべく近いうちに!)
Text&Photo:Isogai(T-PLASTER)
[コラム -Feeling–]
vol.1「木材」
vol.2「レジンテーブル」
vol.3「左官の考え方」
vol.4「家具のこと」
vol.5「ウッドプリント」
vol.6「薪」
vol.7「モールテックス」
vol.8「鉄」
vol.9「レインボー倉庫」
vol.10「丘の上」
vol.11「一枚板」
vol.12「オールドレンズ」
vol.13「オーディーズオイル」